ご挨拶

この度、徳島県で古民家活用推進協会を設立いたしました。
古民家というと藁ぶき屋根の日本昔話に出てくるような家を思い浮かべますが、築50年以上経過した木造住宅はおおむね古民家に定義されます。
私は20年以上建築・不動産業に携わってきた経験上、築30年以上経つ住宅は解体、建替え前提で計画を進めていく場合が多いです。
それは伝統工法や、旧耐震の建て方では耐震性の確保が難しい、また断熱性や気密性が低く光熱費等の観点から不経済である事などという考えもあると思います。
確かに解体した方がいい物件も多数あります。しかし中には少し手を加えることで素晴らしい価値ある建物に生まれ変わる物件もあり、そういった物件が知識のないまま同じように解体処理される現状を少しでも改善したいという思いで活動しています。
当協会にはそのような古民家を安心・安全な古民家にし資産価値を高めるノウハウがあります。少しでも多くの古民家を再生・利活用したいです。日々の活動内容としては、古民家を住宅や店舗に活用する提案や古民家を売りたい貸したい人と、買いたい借りたい人のマッチング、解体時に出た古材を家具や小物として利活用する等です。
今後は協会全体で進めている移築についても提案できるよう進めていきます。しかしながら古民家が好きという仲間がいなくてはこの活動は広がっていきません。多くの方に関わっていただき、古民家を活用していきたいと思います。

全国古民家活用推進協会徳島支部
支部長 河野 真範

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